心に響く聖書の言葉

4.時代区分の仕方


 ディスペンセーションにおける時代区分の仕方は、聖書の中ではっきりと区分できることが必須条件となります。その時代ごとの特色があり、別の時代とは異なる規定(責任)が与えられていることです。次の新しい時代が始まるときには必ず新しい変化が導入されています。そしてそれまで続いていた規定の廃棄があったり、継続する規定もあります。図にしてまとめると次のようになるでしょう。

 時代を分けることについては、多くの聖書箇所で述べられています。
@マルコ 13:30 まことに、あなたがたに告げます。これらのことが全部起こってしまうまでは、この時代は過ぎ去りません。
Aヨハネ1:17「というのは、律法はモーセによって与えられ、恵みとまことはイエス・キリストによって実現したからです。」
B使徒 17:26 神は、ひとりの人からすべての国の人々を造り出して、地の全面に住まわせ、それぞれに決められた時代と、その住まいの境界とをお定めになりました。
C使徒17:30「神はそのような無知な時代を見過ごしておられましたが、今は、どこででもすべての人に悔い改めを命じておられます。」
Dエペソ 3:5 この奥義は、今は、御霊によって、キリストの聖なる使徒たちと預言者たちに啓示されていますが、前の時代には、今と同じようには人々に知らされていませんでした。
Eヘブル1:1−2 神は、むかし父祖たちに、預言者たちを通して、多くの部分に分け、また、いろいろな方法で語られましたが、この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。神は、御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました。


 それぞれの時代を見ていくとき、そこには必ず共通点がいくつか存在します。その共通点とは、
@神様の人間に対する新しい統治の仕方が啓示
A人間に与えられた新しい責任
B与えられた責任に対する人間の失敗
C神様のさばき
D神様の備え
があることです。次に各時代について学んでいきましょう。
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