心に響く聖書の言葉

9.学びの終わりに


 ディスペンセーション神学の特徴は、聖書のことばを文字通りに解釈することから成り立ってきました。それは聖書を神様のことばと信じ、神様が語られたことは必ず実現すると信じるからです。創世記において神様が六日間で天地万物を造られたと書いてあるので、創造の期間は文字通り六日間と信じます。王国の期間が千年と書いてあるので、千年の王国時代が来ることを信じます。イスラエルに対する預言はそのままイスラエルに成就すると信じるのです。

 もしも人間の側で「こんなことはありえないから霊的解釈をすべきだ」と考えるなら、その解釈は幾通りにもできるでしょう。自分の思い描く神観に合わせて解釈をしていくことになります。それは当然、神様の真理から私たちを遠ざけてしまいます。ですから聖書解釈の原則は一貫した文字通りの解釈です。聖書自体が霊的解釈、比喩的解釈をしている個所は霊的解釈、比喩的解釈として受け取ります。しかし、そうでない場合は、文字通りに解釈するのです。この原則に従って聖書を読み進めていってください。そうすれば、聖書は難解な書物ではなく、神様の御心をわかりやすく伝えていることが分かるでしょう。そして必ずや神様の御計画のすばらしさに圧倒され、神様の栄光を誉めたたえずにはいられないでしょう。
 
 エペソ 1:10 時がついに満ちて、実現します。いっさいのものがキリストにあって、天にあるもの地にあるものがこの方にあって、一つに集められるのです。
  1:11 この方にあって私たちは御国を受け継ぐ者ともなりました。みこころによりご計画のままをみな行う方の目的に従って、私たちはあらかじめこのように定められていたのです。
  1:12 それは、前からキリストに望みを置いていた私たちが、神の栄光をほめたたえるためです。

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