心に響く聖書の言葉

人に裏切られたとき



マタイによる福音書5章8-12節
心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るからです。
平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。
義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。
わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。
喜びなさい。大いに喜びなさい。天においてあなたがたの報いは大きいのですから。


マタイによる福音書5章44-45節
しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。
天におられるあなたがたの父の子どもになるためです。父はご自分の太陽を悪人にも善人にも昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからです。


ルカによる福音書23章33-34節
「どくろ」と呼ばれている場所に来ると、そこで彼らはイエスを十字架につけた。また犯罪人たちを、一人は右に、もう一人は左に十字架につけた。
そのとき、イエスはこう言われた。「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです。」


ローマ人への手紙12章19-21節
愛する者たち、自分で復讐してはいけません。神の怒りにゆだねなさい。こう書かれているからです。「復讐はわたしのもの。わたしが報復する。」主はそう言われます。
次のようにも書かれています。「もしあなたの敵が飢えているなら食べさせ、渇いているなら飲ませよ。なぜなら、こうしてあなたは彼の頭上に燃える炭火を積むことになるからだ。」
悪に負けてはいけません。むしろ、善をもって悪に打ち勝ちなさい。


詩篇1篇1-6節
幸いなことよ、悪しき者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、嘲る者の座に着かない人。
【主】のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ人。
その人は流れのほとりに植えられた木。時が来ると実を結びその葉は枯れず、そのなすことはすべて栄える。
悪しき者はそうではない。まさしく風が吹き飛ばす籾殻だ。
それゆえ悪しき者はさばきに、罪人は正しい者の集いに立ち得ない。
まことに正しい者の道は【主】が知っておられ、悪しき者の道は滅び去る。


詩篇37篇7-9節
【主】の前に静まり耐え忍んで主を待て。その道が栄えている者や悪意を遂げようとする者に腹を立てるな。
怒ることをやめ憤りを捨てよ。腹を立てるな。それはただ悪への道だ。
悪を行う者は断ち切られ、【主】を待ち望む者、彼らが地を受け継ぐからだ。


詩篇41篇5-10節
私の敵は私の悪口を言います。「いつ彼は死に、その名は消え去るのだろうか。」
人が見舞いに来てもその人は嘘を言い、心のうちでは悪意を蓄え外に出てはそれを言いふらします。
私を憎む者はみな私についてともにささやき、私に対して悪を企みます。
「邪悪なものが彼に取りついている。彼が床についたからにはもう二度と起き上がれまい。」
私が信頼した親しい友が、私のパンを食べている者までが私に向かってかかとを上げます。
しかし【主】よ。あなたは私をあわれみ立ち上がらせてください。そうすれば彼らに報いを返せます。